2-14 ローリングストーンズとニアミス 


そして眠れぬ夜の明けた朝。
あの、しばらく姿をくらましている ローリングストーンズが、今日、ハイドパークに来るんだって!

バッキンガム宮殿も、それを取り囲む広々とした公園地帯も、黒熊の帽子に赤いユニフォームの衛兵さんたちの交代式、スコットランド民族衣装のバグパイプの演奏も良かったけれど、

思いは、空模様を気にしながら午後のハイドパークに走るばかり。
本物のローリングストーンズに遭遇しちゃったら、すっごいことだよ!


ハイドパークに出て大理石門で雨宿りしていると、わんさわんさ来る来る、霧の中をそこら中からヒッピー風の若者たちが集まって来た。

上半身はだかに長髪にひげもじゃ。
女性はヨレヨレのロングスカートに頭にはスカーフを巻いて、裸足だったりして、子連れもいれば、キャラバンでやってくるグループもいる。

そのうち警官隊までぞろぞろ入って来たけど、危害を加える様子もなく、紺色のステキな制服姿で胸を張って状況を見守るだけ。

本当にローリングストーンズは来るんだろうか?

期待に胸、はち切れそうにして(外側にはなんら影響なし)集団の流れに沿って行くと、

いつの間にかここまで膨らみ上がったかと思うほどの、何百何千という若者たちが、やぐらの高く組まれた野外ステージを取り囲み、その上で、ヒッピー男が一人、大演説をぶっている。

聴衆もこぶしを振り上げて同調しているではないか。


「ねえ、ねえ、何て言ってるの?」

A子さんの理解するところによると、彼はローリングストーンズのコンサートをポリス(警察)が阻止していることに抗議をしているそうで、

「なぜ、ロングヘアが悪い! 二千年前、キリストだってロングヘアだったじゃないか」

って叫んでいるんだって。
ああ~ん、そんなー!! 。゚(゚´Д`゚)゚。


しばらく群集に混じってヤキモキしていると、その大観衆の視野に突然飛び込んで来たものは…

ステージを這い登り、演説する男の至近距離まで近づくと、かえるのような格好で、男の横顔にフラッシュを浴びせ始めた日本人カメラマンのおじさんだった。

もちろん、ねずみ色のスーツに革靴で。

大きなどよめきと共に場はいっぺんにしらけたように見えたけど、男は気を取り直して演説を続け、

私たちはといえば、あたかも、自分たちはあのおじさんと同じ日本人ではないのだというふりを装うことにのみ専念した。


この日、ローリングストーンズはハイドパークで野外コンサートをやりにやって来たのに、コンサートは阻止されて(誰に?)結局おじゃんになり、大勢の若者たちが町へ繰り出してデモ行進。
交通がマヒして大騒ぎになったと、テレビのニュースが伝えていたそうだ。


超ガックリ来たけど、私たちにはそこまでつきあっている暇はなかったんだ。
というのは、すぐ近くにいたフランス人の青年が、

「僕はこのコンサートと、14日にウエンブリーパークである、

クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングと、ロバート・ミッチェル、バーズ の野外コンサートのために、働いてお金を貯めて、はるばる南フランスからオートバイでやって来たんだ。」

と、話してくれたから。

C・S・N&Yの、あの “小さな恋のメロディー” や、“いちご白書” の素晴らしい歌の数々。
ニール・ヤングのソロが生で聴けるかも!

野外コンサートなら、まだチケット間に合うかもしれない。


そう、そして次に私たちの移した行動は、まっすぐにピカデリーサーカスのそばのプレイガイドに1秒でも早く辿り着くこと。

そして、最後の最後のそのチケット3枚、思いがけなく買えたんだ。

ブラボー!!





       ミニ ロンドン案内



バッキンガム宮殿、ダウニング通り10番地、
トラガルファー広場、ビッグベン、
ハイドパーク




広~いハイドパークの ほんの一部

ハイドパーク2


   

バッキンガム宮殿

ロンドン絵葉書300

ダウニングストリート10番地    ↑ トラファルガー広場



バッキンガム宮殿2
 
  バッキンガム宮殿
  衛兵の交代式。

  ここには女王様がい
  らっしゃる。





首相官邸  ダウニングストリート
  10番地と呼ばれる建物。
  実は 首相官邸。
  
  何のへんてつもない建物
  だけど、中はシャンデリアと
  かあって豪華なんだって!
 
        
          ↑ わかりにくいけど、
          ドアの前に警備の人が立っている




トラファルガースクエア   トラファルガー広場の一部。
   
   大英博物館やセントポールズ
   寺院がすぐ。
   上のライオン像は、三越デパー
    ト入口のライオン像のモデル。




                  ↓ バッキンガム宮殿 遠景

ロンドン絵葉書bigben300
 ↑ ビッグベン&ウエストミンスター宮殿(国会議事堂)



ビッグベンたて     国会議事堂
世界標準時はここ 
   

国会議事堂2
国会議事堂壁面アップ

ビッグベン夜


↑ クリックすると大きくなって、けっこうすてき。






お話が進むのが日記風でゆっくりなので、「スポット訪問記」も
  平行してがんばって書いています。

  今回は、「Vol. 4 バンクーバーの大学」
  いっしょに見てね!





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