スポット訪問記 Vol. 22 マドリッド 


        マドリッド文字

ステッカー

↑道端の露店で買ったスペインらしい色・デザインのステッカー


今回はまたまた、ちらっと垣間見ただけのスペイン。
「行った」とは言えないようなショートステイだったけど、2回、瞼を閉じてマドリッドの町にワープしてそこらを歩いてみたって感じ。

というのは、イギリスに数日間ちょっくら友人知人たちの顔を見に行った時にスペインのイベリア航空便で行ったんだけど、行きも帰りも乗り換えのマドリッドに1泊したから。
(帰りの便の1泊は、イベリア航空のサービスだった。
そうそう、「フラメンコ鑑賞&ディナー付き」の ♪)

仕事をしていたので日数に限りがあったから、イギリス行きが一番の目的。
だからせっかく通ったマドリッドだけど、途中下車して何日ものんびり観光するわけには行かなかったんさ。
そんでも、印象に残ったことを書き残しておくことにするね。


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往路


スペイン空から
スペイン上空  


スペイン空から2
けっこう乾燥してる?


着いてまず感じたのは日射しの明るさ。
飛行機がマドリッドに着いたのは夕方近くだったのに、いつまでも陽が沈まない。
スペインの人たちは、夏は日が長いので長いお昼休み(4時間とか)を取るそうで、夜遅くまで町は賑やかだった。

空港でタクシーに乗って「安すぎず高すぎず、ショッピングに行くのに便利な場所にあるホテル」って英語で言ったんだけど、まーったく通じない。
Σ(○ Д ○;)ガーン

それで、やけのやんぱちでフランス語並べてみたら、通じた!
さすがヨーロッパ!!
買い物に行くにはどこで地下鉄に乗って何て駅で降りればいいかとかも、そのタクシーの運転手さんが教えてくれた。
「フランス語を習っておいてよかった」 て、この時ほど思ったことはなかったよ。
(^▽^)オメデトーゴザイマース


マドリッドのホテルロビー2

こんな、高級ではないけれどこぎれいなホテルでした。
まずはひと安心。
さあ、町に出かけよう! ♪ルンルン


マドリッド街並み

さすが何だか重厚で、中世の建築様式が残ってるって感じがする。


madrid街並5

ビルも近代的なただのコンクリートってのがあまりなくて、どこそこスペインて感じだよね。


残念ながら、この日の写真はこれで終わりです。
なんでかって、わかるでしょ?
陽が翳って来たので、女性の本能がウズウズしてきちゃったの。

情熱的でイケメンのラテン青年にナンパされ連れ去られて熱い一夜を過ごした のならいいんだけど、そうではなくてー … 
( ´Д`)  

通りにギッシリと軒を連ねるブティックやおみやげ屋さんを時間制限ギリギリまで、我を忘れ、足を棒にして見てまわったの!
だから写真どこじゃなかったわけ。

楽しかったなー…
だってね、色使いが違うんよ。
鮮やかな原色の奇抜なものがあるかと思えば、味わい深い色の組み合わせやデザインのものがあったりして、
洋服なんて試着していたら、ほんとに時間が全然足りなかったよー。
(どちらにしろ庶民向けのお店ばかりで、どこへ行っても高価なブランド品には円も興味もない私だけど)

足が痛くて通りのベンチにしばらく座っていたんだけど、その時すでに夜の9時頃だったと思う。
あたりはまだ夕陽の薄明かりに包まれていて、仕事を終えて家路を急ぐ人と車で通りは溢れていた。

ひとつおもしろいと思ったのが、ほとんどの女性がストッキングを履いていないということ。
スーツ姿にカチッとした革靴のOLたちも、素足。
(日本でも最近そういう人は見るけど、気候からして湿気の多い国では難しいことだよね)
だいたい、ヨーロッパの女性たちは日本の女性たちのようにメークもあまりしていない。
「メークをしているのは、ファッションモデルと娼婦だけ」
って聞いたこともある。
日本の女性誌は外国人モデルの化粧品の宣伝でいっぱいだけど、彼女たちはふだんは素顔でいるのかも。
だって、おしろいを厚く塗らなくても、もともとそういう色をしているんだもんね。
日本人は白人を真似してお化粧してるのかね…
白人に見えるように真夏でもナイロンストッキングを履いて…

「そういう自分もなんなんじゃ」などど自己に問いつつ通りのベンチにぐったり沈み込んで、夕暮れのマドリッドの町を眺めたことでした。
そしてそのあと簡素なレストランで夕食をとり、ホテルに戻ってひとり異国の夜を過ごしたのでした。
(なんか足りないような気もするけど、しようがないね。
帰り便に乗った時のフラメンコショーに期待しよう)

というわけで、行きに寄った時のお話はこれでおしまい。



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復路


スペイン空から帰路


そして、再びスペインへ。
晴れた空の下、飛行機はぐるっと旋回。
海と陸地が、目の前に広がって迫る。


イギリスからの帰りの便では、望んだわけではなかったのに魔法のように王子さまのような見目麗しいスペイン人青年と隣合わせに。
空港職員(飛行機の整備員)として移動中とのこと。

おかげでスペインについて聞いたり、いろんなおしゃべりをしたりしながらの楽しいフライトになったよ。


空港でおにいさんと
↑ こちらがその、魔法で御用達のように現れたセバスチャン。



シベーレス広場

フラメンコショーに行く夜までに時間があるので、マドリッド市内観光に出かけるね。
飛行機の上で「短い時間だったら、どこへ行ったらいい?」ってセバスチャンに聞いたら、「中央郵便局」( (;・∀・)ハッ? )って教えてくれた。
郵便局には絵葉書を出す用事があるのでちょうどいいと思って行ったら、驚いたのなんのって Σ(@∀@-;)

「あ、あれが郵便局?!?  まるで宮殿じゃない?!!」


マドリッド中央郵便局

(英語の観光案内には、「通信プラザ」つまり「通信宮殿」って書いてあった。
この建物は最近、市庁舎になったらしい)


中央郵便局

建物の前に大きな彫刻らしいものもあって、噴水もある!!


Cibelesの噴水と中央郵便局(絵葉書)

もっと近くに行ってみよう!(絵葉書)


Cibeles記念碑

シベーレス記念碑っていうんだって。(絵葉書)
私はこの建物と彫刻と噴水に圧倒されてしまって、すっかり魅せられちゃった。



Cibelesと通信パレス
違う角度から (絵葉書)


Cibeles記念碑縦(絵葉書)
また違う角度から (絵葉書)

シレーベスとはローマの自然神、シベールから名づけられたもの。

(レアルマドリッドチームが試合に勝つたびに、ファンがこの噴水の周りに集まって祝うそう)



Gran Via - グラン ヴィア

ショッピング街で大型ホテルや劇場が建ち並ぶマドリッドの中心街なんだけど、その建築様式自体が見どころ。
「通りを歩く時は上も見て」ってセバスチャンのアドバイス通り時々顔を上げ上を向いて歩いた。

アルカラ通りとスペイン王宮をつなぐこの大通りの建設には、19世紀のプロジェクト発案から実際にできるまでに大変な道のりがあったらしい。
その計画を実行するには中心地にあるたくさんの建物を潰さなければならなかったので、発案から何十年という歳月が経っても工事が始まらなかった。
だからメディアが皮肉を込めてこの地を 'Gran Via'  英語でいうと 'Great Road' つまり「偉大なる通り」 と名付けたとか。
1904年にやっと承認され数年後に工事がスタート、最終的に完成したのは1929年だそうだ。


マドリッド中心部の通り(絵葉書)
Gran Via (絵葉書)
角の注目を引く建物は「メトロポリス ビル」


マドリ街角
その前にいるよ。



ビルの上の彫刻
屋上の彫刻

セバスチャンに教えられた通り、通りを歩きながら上を見上げてみたら!!
オフィスビルの屋上にこんな彫刻が…


ビルの上の彫刻アップ
そのアップ

すごい… すごすぎるよ。
だって実物大のような馬が何頭もいななきつつ、本当に重い馬車を引いて走っているみたいなんだよ。
あんな大きなものを、ビルの屋上の装飾に持ってきてしまうなんて…


ヨーロッパの建築ってすごいね。何だか発想と規模が違う。
きっとまだ見ぬイタリアやオーストリアにもこういう圧倒される建物がたくさんあるんだろうけど、芸術と日常生活の境目がないみたいだ。

ガウディの建築とかも、見てみたいもんだよね。



マドリおみやげ屋さんで
おみやげ屋さんで

私の好きな手作りの民芸品がいっぱい。
ついこのレースのストールを買ってしまいました。
どう? まとえばスペイン風女性に見えてこない?



マドリホテルロビー階段
かっこだけはフラメンコ ディナーショーに出かけるのにバッチリ 手書き風シリーズ26ピース
のいでたち。ホテルロビーにて。



フラメンコショー(絵葉書)
フラメンコ ショー (絵葉書)


フラメンコレストラン内部
フラメンコ レストラン 内部


レストランの柱
レストラン内部の柱と天井の装飾


フラメンコ ショーは素晴らしかった。
情熱と哀愁。何かわからないんだけど、魂を突き動かされるような感覚があるよね。
雨の日にオックスフォードの安アパートの屋根裏部屋からよく聞こえて来た、仁さんのフラメンコ ギターの調べを思い出すなー…


さて素敵なスペイン料理ディナータイムを終え、私はレストランを出てホテルへの帰路に着いたんだけど、
ワインを飲んでしまったので酔いが回って来ちゃった。
(アブネー アブネー)

航空会社で用意してくれたホテルがね、どれもよく似た路地を入って行って何番目かの角を曲がったところにあったんだけど、どの路地か全くわからなくなってしまっていた。

「ここかな」「あっちかな」
って路地裏を歩いていたら、なんと、道端に物乞いがいっぱいいた。
それもボロをまとったりヒゲもじゃだったりのイメージの人でなく、一見ふつうの人たち。

ジーンズスタイルの30代くらいの青年も首から「HUMBLE」(「謙虚」とか「へり下った」 という意味) と大きな文字で書かれた札を下げ、お金を入れてもらうための空き缶を前に頭を深く垂れてじっとしていた。
そんな年の若者がそんなことをしていることに驚いた。
仕事がないのだろうか。

母子の物乞いもいた。
幼児~小学生くらいの子どもたちが壁にずらりと並び、その横で母親らしい女性が手のひらを出し、子どもたちを指差して、「お金を恵んで下さい」 というジェスチャーをしていた。
この人たちは服装から、ジプシーかどこかの国からの移民のようだった。

その時印象に残ったのが、その子どもたちの顔。
みんなあどけなかったけど、「こんなところでただ壁にひっついてじっとしているのはイヤだよー」って表情をしていた。
現にそわそわして動き出そうとする男の子を、母親がたしなめていた。
これも生きて行くための「仕事」なんだろうか。
子どもたちは学校へ行っているのかな…

どこの国もそうだけど、表通りは華やかでも裏通りにはこんな風景があるんだね。


幸いそんな時のためにホテルのパンフレットをバッグに入れておいたので、大きな通りに出てお店などで道を聞きながらやっとのことでホテルに辿り着くことができた。
それにしても、わかりにくい場所にあるホテルだったなー…。苦笑


マドリッドの夜景
通りがかった広場


こうして、スペインの最後の一夜が過ぎて行ったのでした。



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後談

その翌日に乗った成田行き飛行機の中ではね、日本のスペイン大使館員の奥さんという人と隣合わせの席になった。
もちろん教養あり良家の子女であろう彼女はエレガントな服装で英語も話せたから、私は彼女とスペインについて話しながら、

「スペインには素晴らしいものがいっぱいあったけど、裏通りのあの風景が忘れられない。
外交も大切だけど、ああいう人たちがもっと人間らしく生きて行ける社会にするようご主人と力を尽くしてね」

なんていっぱしのことを言っていた。
(ふつうの女の子もちょっぴり大人になったみたい!)


これで、イギリスへの往復途中下車、たった1泊ずつ×2度のマドリッド訪問記を終わります。
なのであんまり観光はしていないんだけど、その時買った絵葉書をまた追記に入れておくね。

みなさんはスペインには行ったことありますか?
私は今度はゆっくり行きたいな。 



゚・*:.。. .。.:*・゜    ゚・*:.。. .。.:*・゜   ゚・*:.。. .。.:*・゜   ゚・*:.。. .。.:*・゜


 続きを読む >>  に追記あり


× × × × × × × × ×× 観光スポットを、もういくつか × × × × × × × × × ×


アルカラの門

アルカラの門


アルカラの門(絵葉書)


もともとあったものを 1764年にキング カルロス3世が建て換えた。
かつては町の西の入口を示す門だった。
工事には9年の歳月を要し、1778年に完成。すぐにマドリッドのシンボルのひとつに。




スペイン王宮
Palacio Real

Royal Palace


18世紀にフィリップ5世の命によりスペイン王の住居としてスペインの黄金時代の贅を尽くして建てられたんだけど、現在のローヤルファミリーはここではなく、マドリッド郊外のもっとこじんまりしたZarzuela宮というところにお住まい
だそう。
そりゃそうだ。西ヨーロッパ一の規模と認定されている建物だそうだから、住むのにはちょっとねぇ…。
エリア総面積 135,000 平方mでその部屋数 2,800 だって!

国に所有&管理され、時々国の催し物に使われているけど、公の使用時以外は一般に公開されている。



闘牛場
Plaza Monumental de las Ventas


Plaza Monumental de las Ventas横(絵葉書)


ここは建物だけ見学できればいいかな…
スペインの人たちに言わせると、闘牛も芸術なんだって。
セバスチャンは「僕はどうも…ね…」って言っていたから、スペイン人なら誰でも好きってわけじゃないと思うけど。



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Comments

今年は毎日雨降りでスッキリしない天気ですね~
これも地球住人の今までの咎めでしょうかね~
地球温暖化・・・自然を破壊したり・・・で地球が怒っているのでしょうか?美弥さんが世界を回り自然の美しさに見惚れた景色もだんだんに破壊されていくのに心痛みますね!
所で9月末頃からイタリアへ行こうと思ってます。特に行って見たい所はベネチュアのゴンドラに乗る事、カプリ島の青の洞窟、ポンペイ遺跡です、イタリアは世界で一番世界遺産が多いそうですね48とか?
ファツションは年だし、あまり興味も薄れてきました。行ってきますね!

Re: タイトルなし

地球温暖化は本当に深刻な問題ですね。小さなことから気をつけようとは思うのですが、大きすぎて個人に何ができるのかあきらめムードになってしまいます。
「僕たちは日本人である前に地球人。まだきれいなうちに、自分が生まれ育ったこの地球を見て来よう」と日本を飛び出して行った兄の気持ちがよくわかります。
私も「まだきれいなうちに」というより、「まだあまり観光化されていないうちに」いろいろな場所を見て回れたことがお金では買えない贅沢だったかなって思っています。
でも、観光地化されていようがいまいが、素晴らしいものは素晴らしいです。
イタリアはぜひいつの日かゆっくり訪れたい国。羨ましいなー。
ファッションには興味がないなんて言わないで、いつまでもステキなシニアでいて下さい。

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