スポット訪問記 Vol. 26 アルゼンチン / マヤの聖地ウリトリコ山 

一昨年、「マヤ歴2012年12月21日終末論」が、その日付が近づく頃、話題になったのを覚えてる?

その聖地であるアルゼンチンのウリトリコ山という山の風景が、当時、テレビの画面に映し出されていたよね。
荒野の向こうに佇む大きな岩山で、世界が滅びても、そこだけは残るとか。

「ノアの箱舟じゃないけど、そんな地球の裏側の、行き方もかわからない山に行けないよー」
と、滅び行く世界と運命を共にする覚悟をした人もいるでしょう。(!?)

混乱を避けるために、アルゼンチン政府がこの山の登山ルートを閉鎖したというニュースも流れた。

"その山に人類が殺到する" とか、"そこで集団自殺が起こる" とか、いろんな噂が飛び交ったためらしい。
(実際、その種の噂が流れた時に、アメリカでカルト集団が集団自殺を図ったという事実が過去にある)




この写真は関連記事より (ウリトリコ山への道路閉鎖の表示)


ちょうど去年の今頃、そのウリトリコ山に行って来たので、今回はその時のことを書くね。


uritoriko.jpg

「あれがウリトリコ山だよ」 と言われてその方面にカメラを向けたけど、この山全体なのか、その一部なのかは不明)


  

左:そのふもとの町のおみやげ屋さんのショーウインドウには、宇宙と交信できるスポットとして、未知の生物が歓迎してくれてるイラストが…

右:通りがかりの町の雑貨屋さんで見たほうき。 作り方に国の違いがない、ということに感激。





かなり登った地点にあるおみやげ屋さんの看板。 ここにもUFOが…




一応、撮影スポットのようなところでパチリ。
3月はアルゼンチンでは晩夏で、水不足だとは聞いたけど、山にはこんなふうに緑がありました。





きっとこんなふうに、水源があるからだね。


champ site400

キャンプをしている人たちもいる。


ニコと400

このミステリースポットでエスコート役をしてくれたのが、こちらの正当派ラテンイケメンジェントルマンの(卵の)ニコラス君。
(愛称「ニコ」) 小学校5年生です。



hippie shop 300

インドにたくさんいそうなヒッピーさんたちが、瞑想音楽を流し、お香を焚いて店を出していた。


hippie shop300

でも、マテ茶カップも並んで、地元の色合いが出ているところがおもしろい。


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<よりみちエピソード1>


ここで、マテ茶カップの紹介をしておくね。



かぼちゃの中身をくり抜いて乾かして作ったカップで、カウボーイ達が荒野で仕事の合間に焚火を囲んで飲んでいたものが一般の家庭でも飲まれるようになったとか。
(これらは、滞在先のご主人のコレクション)



matetea500.jpg

チンチン沸かした熱湯をやかんから注ぎます。


ストロー300

ささっている棒みたいのはスプーンではなくて、こんなストロー。
茶葉をカップの中にじかに入れて、葉っぱが口に入らないようにこれでよけて吸って飲むんだよ。
それで、温度もちょうどよくなるかもしれないね!



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ウリトリコ山は聖地といっても、日本の神社のように参道や社があるわけではないので、こんなふうにふつうの山でした。
ちょっとトレッキングしたりキャンプをするのに、ちょうどいいかもね。

その近くに、もう一か所、子どもや若い人に人気の冒険スポットがあるというので、連れて行ってもらいました。
(「ロス・モブテス」と、聞こえた通りにメモしたんだけれど、それではインターネット検索でひっかからないわ)





わおっ! 落ちて来そうな巨石がはるか頭上に…




ごろん、ごろんと落ちたようです。
ここから先は、若い子と同じペースで岩山をよじ登ったり、ぴょんぴょん岩間を渡り歩いたり、隙間をくぐったり、岩面を滑り下りたり…
時々小さな紳士が手を差し伸べてくれたけど。
(今考えると、おばさんに合わせてくれていたんだね!きっと)




岩の隙間から「こんにちは!」


yamori300.jpg

パッと見てわかる?南米のイモリです。
手足は岩肌の色に溶け込んじゃってるね。





紹介が遅くなりましたが、こちらが運転手を引き受けてくれた、ニコ君の
お父さんです。楽しい一日をありがとう!



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<よりみちエピソード2>


天然石ネックレスと民芸腕時400

右の腕時計はアンデスの工芸品で木製。
とても気に入っていたのに、帰国してすぐに機械の部分が壊れてしまった。


左のネックレスはローズクオーツで、ウリトリコ山で採れる鉱石の特産品。
薄いピンクのものが多い中で、ブルーは珍しいらしい。

これを空港の免税品店で有り金はたいて買うハメに。
日本円換算で2万円近くしたんだよー。 (涙) 

どうしてそんなに高い買い物をしてしまったのか、というと…
アルゼンチンという国の実情が垣間見れる話なので、記しておくね。

ブエノスアイレスの国際空港に着いた時には、ドルをアルゼンチンペソに換える両替所があったのに、出発施設には、出国に際してさいふに残ったアルゼンチンペソをドルに換えてもらうための両替所が、いっくら探してもなかったんよ。

搭乗時間までに時間がないので、焦りまくった。

そこで、英語がわかりそうな通りすがり人に聞くと、

「ペソは世界では価値がないから、この国ではみんながドルを欲しがり、公共施設でさえ、アルゼンチンペソを両替して貴重なドルを手放すシステムはないんだ。
外国の銀行も、アルゼンチンペソなんて買い取ってくれない。
だから 持っているペソはアルゼンチン国内にいる間に使い切らないと、ただの紙切れになってしまうよ」

はぁ~?? 1万8千円分くらい、アルゼンチンペソがさいふの中に残っているんですけど!?

時計を見たら、搭乗ゲートが開くまで、あと10分!

それで、なりふり構わず髪振り乱し目を釣りあげて、荷物を引きずりつつ、ショーウインドウの中の値札を睨みつけながら、予算と好みに合う品物を必死で探し歩いたのでした。

そこでどうにか見つけたのが、このネックレス。
日本円換算で2万2千円くらい。
もともと私はアクセサリーはほとんど身につけないし、ブルーも好みじゃなかったんだけど、立ち止まっている暇はない!

「もう搭乗まで時間がないの!手持ちは全部でこれしかないんだけど、これで売ってくれませんか!?」
と、若い店員さんに交渉というか嘆願していたら、近くにいたオーナーらしい人と相談して、
「いいですよ。その額でOK」

そうして私の元に来たのが、このマヤの聖地で採れた正真正銘のパワーストーンネックレス。
そんなことでもなければ、巡り合うことはなかったでしょう。
よく見ればとってもきれいですよね!
(結果的には値切りも成功したわけだし)



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参考資料古代マヤの絵文書


スペイン人から制服される以前の古代マヤ人が残した、
現存するマヤの『ドレスデン絵文書』
「世界が大洪水で壊滅するページ」で終わっている


マヤ文明


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