スポット訪問記 Vol. 9 フランス ノルマンディー地方(1) 

     フランス ノルマンディー地方


ノルマンディー行ったとこ地図2



今回はフランスの北西部にあるノルマンディー地方とブルターニュ地方の
いくつかのスポットを、2回に分けて、私なりの狭~い視点で紹介しまーす。

(というのは、写真を撮るための旅ではなかったので、その時撮った写真が
少ししかないのよ~… ごめんネ)

今日は ノルマンディー地方
カーン大学に6か月近く通っていた間に、学校の遠足や、友だちたちといっしょ
に出かけた時の希少写真+調べた資料です。

前半はちょっと文字が多いけど、後半にはけっこう視覚素材も多いので、前半
はちょっとがまんして勉強をいっしょにしておくれよ、たまには。(;・∀・)

(カーンについては、第2章 ヨーロッパ編 「Vol. 48 フランスのカーン大学へ」
で紹介)

詳しいご案内でなく、ちょっと覗き見する感じにしかならないと思うけど、この
ふたつの地方の魅力が少しでも伝えられればいいな。
だって、ほんとに素敵なところだったんだもの。訪ねるにも住むにも!


私は 「どこにもう一度行きたい?」って聞かれたら、即、

フランスのノルマンディーとブルターニュ地方の海岸線沿いに、
島々にも渡りながら、1か月くらいかけてゆっくり旅したい


って答えるよ。

ノルマンディー地方は、ブルゴーニュ地方、ブルターニュ地方と並んで、私が
大好きな地域。
海岸を始めとする風景が絵のようだし、昔の建物や風習が大切に受け継がれ、
食べ物もお~いしい!!

時間を忘れて自然の中でのんびり過ごすにはとってもいい田舎だと思うよ。 

ここノルマンディーではなぜかブドウが採れないそうで、その代わり、リンゴが
栽培されていて、リンゴのお酒シードルの産地で、カマンベールチーズのふる
さとでもあるそうです。






いっしょに歴史にちょっと触れてみよう。


ノルマンディー

(「ノルマン人の国」の意)
フランス北西部、イギリス海峡に臨む地方。
1066年、ノルマンディー公ギョーム(ウィリアム)がイングランドを征服して
ノルマン王朝を開いて以後イギリス領。
百年戦争中、フランスが奪回。
第二次世界大戦末の1944年、英・米・仏連合軍の上陸地点となった。
(広辞苑より)



ノルマンディー公

ノルマンディー公(duc de Normandie)は、フランスのノルマンディー地方を
領有していた君主の称号。

ノルマン人(ヴァイキング)の一部族の首領であったロロは、しばしば北フランス
に侵入し沿岸部を荒らし回った。

885年パリを包囲された西フランク王国のシャルル3世は、911年、キリスト教
に改宗したロロ(改名してロベール1世)にノルマンディー地方を与えてノルマン
ディー公として封じた。
以後、ノルマンディー公は勢力を得て、1066年、ギヨーム2世の時、イングラン
ドに侵入しこれを征服した。

ギヨーム2世によるイングランド征服をノルマン・コンクエストと呼び、これによ
ってノルマン朝が成立した。

以降ノルマンディーとイングランドとを統治するようになったのだが、百年戦争
の結果ノルマンディーはフランス王の支配下に入った。
(ウィキペディアより)



ノルマンディー上陸作戦

ノルマンディー上陸作戦とは、第二次世界大戦中の1944年6月6日
に行われたオーバーロード(大君主)作戦を指す(Operation Overlord)。
ナチス・ドイツによって占領された西ヨーロッパへの米・英・仏連合軍による)
侵攻作戦。

最終的に、300万人近い兵員がドーバー海峡を渡ってフランス・コタンタン半島
のノルマンディーに上陸した。
史上最大の上陸作戦であり、作戦から60年が過ぎた現在までこれを超える
規模の上陸作戦は行われていない。
(ウィキペディアより)



”ノルマンディー上陸作戦” は、そのタイトルの映画にもなっているよね。
攻めたのは、米・英・仏の連合軍。
上陸作戦のそのもののコードネームは 「ネプチューン (Neptune)」だって。

迎え打つドイツ軍はというと…

「海岸線にすきまなく防御施設を作らなければ意味がないが、それには膨大な
資材と労働力が必要だった。
ソ連と全面戦争をやりながら連合軍の空襲にも備えなければならないドイツに
とって、これは少し荷が勝ちすぎる建設工事だった。
主に捕虜や徴用占領国民を使って工事が進められたが、重要な部分の設備
がかなり強固にされたのにくらべて、その他の部分のおざなりさが目立っていた。」

そうです。
(die Militärische というHPから引用)

何にしても、すっごーい戦場になったのは確かなんだね。
こんなきれいな場所を血で染めてほしくない。
平和が続きますように。




 
オンフルール


古い漁港の町。港沿いに建つ家々の姿が水に移る姿が美しく、
モネなど多くの印象画家が好んで画いた。  
 
海の幸のお料理がおいしくて、特にムール貝が忘れられない。


オンフルール絵葉書2

オンフルール 絵葉書



オンフルール


オンフレール2



ムール貝

ムール貝の一皿

注文すると、こんなふうに中皿に山盛りで出て来るんだヨー!
(ナプキンは大きめなので、塩の容器やメニューらしきものの大きさを見て。
二枚のお皿の間には、レースが敷いてあってお洒落)

新鮮でプリプリしていて、オリーブ油とガーリックがきいていて、ほっぺが
落ちそう。 それも庶民価格。 

空になった貝がらをはさみにして、他の貝の身をつまんで食べるんだ。 
汁もすすりながら。 
 ハート


日本だったらいくらするんじゃー?!
 




バイユー


第二次大戦で最初に解放されたことで有名な町。
もうひとつこの町を有名にしているのは、
幅50cm、長さ70mもある 王妃マチルダのタピスリー

(刺繍で描かれた歴史絵巻物で世界遺産に登録されている)

1066年の、「ノルマンディー公ウィリアムのイングランド征服」に至る過程が、
58の場面に分かれて刺繍で描かれているんだ。

たくさんの戦士や馬が描かれたこの壮大な織物は、古代の染料の色合いが
何とも味があるし、一人一人の勇者や戦士、一匹一匹の動物の表情も違って
いて個性があっておもしろく、

どんな人たち(女性?)がどんな環境の中で、一針一針刺繍した
のかな


なんて思いを馳せたよ。

バイユーには高い尖塔のノートルダム大聖堂があるんだけれど、
写真は撮りそこねた。
1077年にイングランド王でもあったノルマンディー公ウィリアムの立ち会いの
もと献納されたもので、13世紀から15世紀にかけて、増築・改装が繰り返さ
れたけど、
1944年の空襲の被害を完全に免れることができたおかげで、現在でも完全
な姿を見ることができる。

タピスリーは、ノルマン人にウィリアム王の栄光を伝え残すために
大聖堂に飾られていたということだけど、現在はこの大聖堂の近くで展示、一
般公開されている。

(フランスはどの町も教会の塔が町の中心に聳え、そのまわりに人々の生活
空間が広がっているという感じだけれど、
”ノートルダム” という名前の教会は多いよね。
ちなみに、”ノートルダム” は、”我らの母” =マリア様 の意味)


ここでは、そのタピスリーの一部を紹介するよ。
すごいなぁ」 ってとっても感心したから。
細かいところまでよく見て楽しんで。



バイユー刺繍絵1

Odon主教が、ウィリアム公と遠征隊長に囲まれて食事への感謝を捧げている
ところ




刺繍絵6

ハロルド(誰?イングランドの王様?)が、不運の兆しについて知らされている
ところ




刺繍絵2

Guy de Ponthiew が ハロルド を捕らえ、自分の城であるBeaurain城に連れて行く
ところ




バイユー刺繍絵3

馬とノルマン戦士たちが悲惨な戦況に巻き込まれ、混乱しているところ



刺繍絵4

ノーマン人の攻撃に屈するブリトン人 (ローマ軍侵入の頃、英国南部に住んで
いたケルト人) が、町々の鍵を引渡しているところ




刺繍絵5

ハロルドの解放を要求するために、ウィリアム公の使者が馬を飛ばしている
ところ (へ?何で??)


私にはハロルドという人が何者なのかわからないので
ちんぷんかんぷんなんだけど、わかったらまた情報を付け足しときますねー。
(それより、どなたかわかる方は教えて下さい)



注: 歴史にうといので順番はわかりませんzzz






! (2)へ続く  

スポット訪問記 Vol. 9 フランス ノルマンディー地方(2) 


シェルブルグ



映画 ”シェルブールの雨傘” で有名なこの町は、ほんとに
雨が多いんだって。
重要な商業港であり軍港でもあるそう。




シェルブルグ(絵葉書)

明け方のシェルブルグ港のたたずまい(絵葉書)


シェルブルグ海岸港バック

上の絵葉書そのままの景色が、後ろにあります。


船の上

シェルブルグ湾から城砦跡を見に船でポンポンポンしぶきあげ、鼻凍らせて。
いっしょに船に乗った女の子。子どもも、芸術作品みたい。




ナポレオンの像

渡った島(名前忘れた)にあった、ナポレオンの像


シェルブルグ花市場

シェルブルグの花市場 向こうに見えるのは劇場みたい


シェルブルグ小さな教会

シェルブルグの可愛い教会 (その時持っていた観光ちらしの切り抜き)





クータンス


クータンスの寺院

クータンスの寺院 (その時持っていた観光ちらしの切り抜き)

ね、どんなに小さな町にも、こんなふうな立派な教会があるんだ。







アブランシュ


アブランシュの海

アブランシュの海 (モンサンミッシェル湾)

これは実際に、バカチョンカメラで撮った写真。
フランスの海はきれいでロマンティック…。

地図でいうと、アブランシュの町は、クータンスからモンサンミッ
シェルへ行く途上、モンサンミッシェルのちょっとだけ上にある。






モンサンミッシェル


海の中の城。

11~12世紀頃のロマネスク様式建築。
戦争中は砦としても使われたが、現在はベネディクト派の修道院。
モンサンミッシェルは 「スポット観光編 Vol.2」 で取り上げました。



モンサンミッシェルちらし切抜き

その時持っていた、フランス製観光ちらしの切り抜き



モンサンミッシェルの海4


私たちが行った時は、夕方7時頃、30分くらいの間にザザーッと
波が押し寄せて周り中が海になってしまったので、自然の神秘に
驚いたけど、

昔は船で岸から行き来していたのにその後通路を作ったために、
波の動きが制限されて、まわりが水で囲まれないようになってしま
ったんだ。

それで、フランスの遺産(世界遺産でもある)だからって、通路をや
めて、これから何年もかけて昔の状態に戻す工事を始める(始めた
?)という。
そういうことには国民もお金が使われるのを惜しまないって。

いいことだよね!



モンサンミッシェルの海3


モンサンミッシェル遠影






ルマンディー地方の民家


ノルマンディー地方を旅していて、わぁっ と思ったのが、藁葺き屋根の
民家。
庭にはお花がいっぱいで、中には伝統的な食器棚やお皿が飾られて
いて、ほんとに絵本に出てきそう。

なのでここではそのいくつかを、絵葉書コレクションで紹介するよ。



ノルマンディー民家



民家2



民家4



民家3



民家5



あなたはどれが好き? どの家に住みたい? 






少しは楽しんでもらえたかな…
私といっしょにノルマンディーを旅してくれた?
風景画のような景色の中で、歴史に触れ、美味しいワインと魚介
料理に舌鼓を打ちながら。

ありがとう。